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現代土偶
【制作の経緯】
日本各地から出土している土偶。それらは15000年前の縄文時代に制作され、縄文土器と呼ばれています。その土偶たちはどれも個性豊かな自由な表現で、どれをとっても私ワクイアキラを魅了します。その中でも特筆すべき存在が遮光器土偶です。縄文土偶の中でもその謎に満ちた形状と意匠は多くの考古学者やアーティストに多くの謎や魅了を放ち、今なお私たち現代人にメッセージを投げかけてくる存在です。今も私を魅了するこの土偶は1万5000年前の縄文人から私への素晴らしいプレゼントです。私は遮光器土偶を新たにデザインし、その裏面には現代のカルチャーやキャラクターを投影した彫刻を施した裏表一体の土偶を制作して、未来人のみなさまに現代の世界と日本のカルチャーを送りたいと考え、これらの土偶を制作しています。
なぜなら、過去の多くの文明が滅びたように、私たちの文明もこのまま滅びてしまうのなら、きっと未来において現代のほとんどの映像カルチャー、紙に印刷された本などはきっと残せないだろうと思うからです。だからと言って現代のカルチャーにおけるデザインをそのまま土偶にしているだけでは、、著作権法などなどの問題に触れてしまうと同時に、面白みもございません。とはいえ土偶作家を続ける上では作品をご購入いただき、そのお金で、次の制作費用や活動費用に当てたいのです。ですから私は既存のカルチャーにおけるキャラクターなどそのままなぞるのではなく、私の中のうろ覚えの記憶を頼りに制作し、本来だれもがよく知っている正しいデザインから意識的に逸れた存在を生み出し、情報伝達の危うさ、「歴史」といわれるものの危うさを、
土偶の形状の中に意匠として焼き付けます。
きっと、縄文人も宇宙人に出会った時、その記憶を頼りに作ったものが、この遮光器土偶だったのではないかと思うのです。



































































































